クレイジー・ヘヴン
かの傑作「ワイルドソウル」の著者垣根涼介氏のアウトロー小説「クレイジーヘブン」、たった一日で読了。面白かったことは面白かったが・・・。
前作に比べ、エロスとバイオレンスはパワーアップ。車とドラッグに関する著者のこだわりも丹念に書き込まれ、幻冬舎のエースとして申し分ない出来栄え・・・なんだけど、なにせブラジル棄民の怨念から書き起した前作のスケールには程遠く、主人公の荒廃や暴発に共感を覚えられない。アサヒ芸能あたりの週刊誌の連載によくある感じに読めてしまうぞ。
さりとて花村萬月の暴力よりは後味は悪くなく仕上がってる。もいっかいラテンものを読んでみたいかな。
前作に比べ、エロスとバイオレンスはパワーアップ。車とドラッグに関する著者のこだわりも丹念に書き込まれ、幻冬舎のエースとして申し分ない出来栄え・・・なんだけど、なにせブラジル棄民の怨念から書き起した前作のスケールには程遠く、主人公の荒廃や暴発に共感を覚えられない。アサヒ芸能あたりの週刊誌の連載によくある感じに読めてしまうぞ。
さりとて花村萬月の暴力よりは後味は悪くなく仕上がってる。もいっかいラテンものを読んでみたいかな。
by cegero116
| 2009-07-28 21:56
| 本の虫
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