V9戦士逝く

V9戦士逝く_e0001663_18145951.jpg2009年のペナントレースがひっそりと幕を閉じた日、栄光のV9戦士のひとり土井正三氏の逝去が伝えられる。

王監督の胃癌、長島終身名誉監督の脳出血、いずれも99%の死の淵から奇跡的に復活し、先日の連休の特番で元気な姿を見せていた。そもそも体の成り立ちが違うのだな、と嘆息して感動していた。そんな中でやや後輩の土井元二塁手の訃報、心より哀悼の意を表します。

永遠に不滅だそうな巨人軍、の中の脇役の大看板を担った土井氏、幼時の私が共感したことはなかった。人類とは一線を画した王選手以外はすべて敵兵。引退したあともナチスの残党狩り並みに恨みは消えなんだ。

いぶし銀は腰巾着と曲解、走攻守兼ね備えた名手と聞いて有能な走狗・ゲシュタポと解釈してた狭量な私。怨念を越えて平和を祈念するアウシュビッツ生存者の気持ち。土井氏については、イチローの振り子打法を矯正しようとして反抗され、「言うこと聞かなかったら二軍に落とすぞ!」と恫喝、イチローこれ幸いと「はい、二軍に行ってきます。」と己を曲げなかったエピソードだけ思い浮かぶ。・・・あ、哀悼の辞になってない。

心配する勿れ今年の巨人軍、見てないから全く知らないけど、坂本・亀井・松本等の若手野手、内海・山口・越智の若手投手に、ラミレス・小笠原の良質の外様DNAが入り、ローズ・清原の時代はもちろん、V9時よりずっと素晴らしい布陣となっているよ、見てないから知らんけど。

自民党もこうすれば再生すると言う、良い実例なのではないかな。組織再生は一概にリーダーの資質によるのみならず、ゴミ処理から始まるってことなのだね。
by cegero116 | 2009-09-25 17:24 | Sports | Comments(0)