日本語は天才である

日本語は天才である_e0001663_20553751.jpg日曜日。午前中惰眠を貪ったのち午後からのたり出勤。事務所のエアコンがいまいち不調で足元から寒気が立ちのぼる…寒っ!

なんとなく買った本、なんとなく読了。英文学の翻訳家の方が、母国日本語の素晴らしさを語っている。それは日本語しかできない私も常々感じていること。天才であると同時に、他の言語圏の方からはさぞ難解だろうとも思う。改めて朝青龍の偉さを認識…パックンマックンも偉いぞ。

英語の地口の翻訳も工夫すればその意を汲んだ駄洒落にできること。ルビの効用。漢語から平仮名を産み出した日本人の創造性。方言の豊かさに敬語・丁寧語・謙譲語のバラエティー等々、一章は短いがよく網羅されていて興味深い。

平仮名48文字を一つも余さず一つも重複せずに歌ったいろは歌…英語では不可能と断じる。重複しつつアルファベット全部使った詩ならあるそうだが。著者もチャレンジして数作披露しておられる。どれも下手だけど。

文体はまるで講演会のテープ起こしのごとし…笑いをとるのに懸命になってるが、やや痛い。そのまま普通に書いて、十分面白いネタでしたよ。
by cegero116 | 2010-02-07 20:55 | 本の虫 | Comments(0)