鬼灯町鬼灯通り三丁目

なんだか重なる時は重なるもので、朝から4件の打ち合わせ。茅場町→九段→草薙→静岡と流れていくうち、ちょっとづつ時間が押す。結局、楽しみにしていた松戸演劇鑑賞会、2時間の公演に1時間遅刻。後半だけの観劇となった。

鬼灯町鬼灯通り三丁目_e0001663_23202640.jpg今回はトムプロジェクトの「鬼灯町鬼灯通り三丁目」。ここの観劇会がお好きな反戦ネタ。戦死公報を受けて、葬式を済ませた家族の元へ奇跡的に生還した兵士とその妻・・・よくある設定、最近もそんなテーマの洋画があった。ただ、途中から見たため筋がいまひとつはっきりしない。夫が帰ってきたはずなのに、妻は帰らぬ恋人を待っている・・・どうも、戦死してせいせいした挙句、初恋の人を待っているらしい。夫、踏んだり蹴ったり。

実は、その初恋の相手はとっくに戦死しており、母がその知らせを隠していたことが終盤に判明する。前半から見ていた家人によると、初めのうちは軽妙なコメディだったらしい。後半は、戦争を始めたあほんだらに言うちゃれ~~~!てな絶叫バージョン。4人しか居ない役者さん、みな大熱演。

デビュー以来、最も嫌いな匂いを醸して来た川島なお美氏も、しっかり舞台俳優になっていた。そういえば、バラエティやワインのウンチク番組ではあまり聞かなくなった名前。ちょびっとくらい綺麗なだけでは、TVはともかく舞台では通用しない。(特に昨日は遅れていったため、最上段に近い席で、誰の顔もわからんかった。)きちんと演出されたお芝居をするようになれば、あんなキャラクターも個性。将来を嘱望するような気になってしまった。
by cegero116 | 2010-08-18 23:20 | 芝居見物 | Comments(0)