新・ナニワ金融道

新・ナニワ金融道_e0001663_17514313.jpg20年くらい前、コミック・モーニングに連載され愛読していた「ナニワ金融道」。青木雄二師急逝でもはや続編はないのかと思ってたら、もう五年以上も前に遺志を継いだプロダクションにより復活していた。昨日ぶらりと寄った古本屋で見つけて購入する。

故青木師の世界はそのまま継承されていた。ヘタ、としか言いようのない絵と、オリジナリティあふれる世界観。時効の援用や仮差押え云々の用語が、当時よりずっと身につまされるのは何故?・・・おー嫌だ嫌だ。

といいつつ、刑期を終えて戻ってきた灰原クンと、実家に帰ったはずの朱美さんの再会のシーンは懐かしくて涙モノ。8か月の懲役だった設定だが、読者としては懲役5年以上の感。金融の世界も前作とはすっかり変ってしまっている。是非、巻き込まれたくない世界だ。
by cegero116 | 2010-12-20 17:51 | 本の虫 | Comments(0)