エンゲルは飛んでゆく

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昨日の日経新聞の記事。生活費に占める食費の割合を示すエンゲル係数が、日本の場合ここ15年も高止まりしているとか。おおむね23%前後というのはアメリカの7%台、ドイツの6%台、英国だって11%台なのに比べると際立って高く、消費不況の大きな要因になっていると嘆く。

一般に発展途上、低所得者層の多い社会ではこの係数が高く、日本だって終戦直後は50%超えてたし、ミャンマーなんか今も70%だそうな。欧米に比べ格差もさほどではなく、社会保障も崖っぷちとは言え一線を越えてない日本で、何故にそんなに食費が大きいのか?…日経は豚肉・牛乳等、欧米の何倍もしている食品の価格を取り上げ、TPPで安い食品が消費者の手に渡ればエンゲル係数が下がり、景気は回復するのだと…。

とっても日経らしいけど、単純過ぎるような気も…。欧米と重なる食品の原材料費が3倍になったからとて、生活費に占める食費の割合も3倍になるのかな?大トロとか松茸とか食べてないじゃん、欧米。また、外食も食費だとすると、そのあたりの原料費は3割位で食費総額が3倍にはならんと思う。。銀座のねえちゃんと飲んで帰る遊興費をこっそり食費にカウントしてたりするのもあるかもしれんし…欧米共通^^?

要は最近の日本人、所得なりにエエもん喰うとるんよ。収入が急上昇して生活水準が上がったバブル期、服だカバンだ車だ家だと走っていったと見えて、エンゲル係数は急降下しとる。良し悪し別にしてそこそこ安定したあと、人生の楽しみは飲んで食って人と触れ合うこと。これ即ち食費。景気回復しても、ええカバンなんぞ買わずにもっとエエもんを喰うのだ。単純なのだ。
by cegero116 | 2011-11-22 10:54 | 世情 | Comments(0)