ALWAYS三丁目の夕日'64

ALWAYS三丁目の夕日\'64_e0001663_15571981.jpg四年ぶり。帰ってきた三丁目の夕日は1964年、昭和39年バージョン。たぶんいつもと同じだろうな、同じとわかってるんだけどな…が、ハズレの心配はないため心の安寧をを求めてMOVIX亀有レイトショーへ。

何を考えたのか3D。模型飛行機とトンボと東京タワーが飛び出して見えたがそれだけのこと。酒場のカウンターの向こうとこっちに遠近感があるけど…それが?メガネのせいで画面がうす暗いのが昭和らしく見える…ちと目が疲れる。

第一作から不動のキャスト。水戸黄門か寅さんか。いや、一平と淳之介の成長で4年の月日がしっかり流れてるのが解るのが違う。そのまんま大きくなるもんだね。よく見ると吉岡さんも小雪さんも堤さんも薬師丸さんも真希ちゃんも4年分年を重ねてる。もたいさんが変わらないのは妖怪だから^^。

昭和39年、東京オリンピックの年は、物心ついた私が今もディテールまでしっかり思い出せる年。当時を全く知らない若い監督が、資料を丹念に研究して、昭和のペーソス・泣き笑いのエッセンスをてんこ盛りに盛り込んだのだろうな。第二作と比べて筋立てに無理が無く、ずいぶん長い映画なのに飽きることが無かった。

六ちゃんはお嫁に行っちゃうし、小雪さんママになっちゃうし、淳之介は独り立ちしちゃうし・・・もう続編はないだろうな。この次の昭和の時代の区切りはオリンピックから6年ほどの大阪万博。もはや三丁目の人情は描き難い。再開発でできた分譲マンションに移った茶川家と鈴木家が万博見物に出かけるお話?あまり見たくないかも。
by cegero116 | 2012-02-04 15:43 | Cinema | Comments(0)