次の一手

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上海出張最終日の朝、義弟の母上ご逝去の報を受ける。成田ではなく伊丹か関空への便に切り替えできぬものかと算段するも折悪く連休初日、日本でも現地でもどうにもならぬ。深夜に松戸に帰宅、早朝の新幹線で関西へと移動となる。

激しく移動していて、さぞお疲れ…かというと、乗り物乗ってるだけで疲れるほどのことをしていない。いつでもどこでも眠れるタチだが、唯一眠れなくなるのが寝過ぎのとき…当たり前か。一眠りして読書にも飽きたとき、無聊を慰めてくれるこの「次の一手」。生きだ死にだと葬儀へ向かう道中には相応しくないが、本日もこの二冊を携帯する。

学生時代に古本屋でまとめ買いした藤沢秀行名調子。月刊囲碁倶楽部の付録がなんで百冊近くもまとめて古本屋に出てたのか不明だが、値段は全く忘れたが、たぶん一冊10円か20円。ザルどころか釣りのタモ…大破れするから金魚すくい…な碁打ちの私、一生分たっぷりある。それどころか、読み終わって、始めに戻ると解答はもう忘れていて、初読と同じ。一生モノのお買い物とはこのことなり。
by cegero116 | 2012-06-23 11:14 | My favolite things | Comments(0)