Take the 景気-2

政権交代後の金融緩和・積極財政期待で、株価が震災前の水準を上回ったとか…国民へのボーナス、とはなにもする前に過分な評価。なにもする前だからだな、きっと。株価が景気を映す鏡なのかどうかは知らないが、際限なく沈んでゆくよりは気分的にいいね。

Take the 景気-2_e0001663_18135783.jpgと言うことで、景気のよい状態とはどんな状態なのだ?の第二弾。図の循環サイクルを見ると、確かに金融政策が景気を浮かべたり沈めたりするのだろう、と思う。もうずーーーっと金利はゼロ。ならばお札刷りまくって値打ちを下げ、物の値段を上げることでインフレを誘発、景気を刺激する、ってのをアベノミクスと呼んで期待してる?…違ってる?よくわかってないのだ、教えて池上さん。

ちゅうのが、物価が上がる→給与が上がる→消費が上向く→企業が潤うのサイクルに疑問があるから。確かに今日より明日が物価が高いなら、今日買っておかなきゃ、でモノは売れるでしょ。でも、それが必要な消費財だった場合は需要の先食いでないの?中長期に必ず売れるものが売れたとして、企業業績が上がったと言えるのかな?給与上げてくれるのかな?景気がよい、とは人が必要の無いものを買う現象を指すのでは、てな気がする。収入そのままで物価だけ上がると、ますます要らんもの買わないぞ。

って言うのと、日本人、いま何を欲しがってるのかよくわからないってところ。もっといい車に乗りたい、広い家に住みたい、世界を旅したい…モノに対する訴求・渇望はあまり聞かない。不景気があまりに長く続いたからかなぁ?最低限の生活を確保しておきたい、老後に行き倒れるようなことにはなりたくない、生きてるうちは健康でいたい…ならはよく聞く。医療ビジネス、保険ビジネス、介護、美容、教育、宗教あたりが核になる?モノではないな…建設と金融と貧困ビジネスのコラボなら、サブプライムの例があるが…剣呑々。

また長くなりそうなのでpart3へ。
by cegero116 | 2013-01-06 19:03 | 世情 | Comments(0)