プレミアム・モルシ、倒れる

ジャスミン革命、の美しい名と共に民衆の手で倒されたエジプト独裁政権…あいや、ムバラク~なんて書いてから早や2年半。軍の暫定統治ののち、ファラオの古代以来、初めての民主選挙で選ばれた輝けるモルシ政権。まさにプレミアム・ブランドのはずだった。

当時の、なんか海老蔵事件と絡めて茶化しておる。その上で「次がイマーム○○師とかじゃなきゃいいけど…」と懸念。珍しく当たっていたのだね。ムスリム同胞団なんて、響きも恐ろしいイスラム原理主義集団、の中では穏健派らしいが、国家を徐々にイスラム法支配に改造しようとして世俗派の一斉の反発を食らい、これに呼応した軍によるクーデターで簡単に転覆させられる。トルコが同じような政府を戴いてるようで、早速非難声明。逆にシリアは支持声明。アサドさん、フセイン→ベンアリ→ムバラク→カダフィと続いた流れを止めたいもんな。

民主選挙で選ばれた政権を軍が武力で転覆させる…西欧的な価値観から見ればとんでもない話で、即刻制裁の対象…と、ねじれておるなぁ。民衆が選んだからとて、イスラム原理主義国家の隆盛は彼らの望むところにあらず。身勝手極まりない論理で、微妙に成り行きを注目しているところ。

だから民主主義などダメなのだ、との中国のご意見、頷きたくはないが説得力あり。ソビエト、ポルポトの昔から偉大なる将軍様まで「人民の革命」によって樹立したもの。100年そこそこの寿命だった思想との戦いには完全勝利した西欧型民主主義だが、6世紀から続く宗教との戦いは容易ではないわな。

経済的、文化的現世ご利益の冷静な観点からだけなら、真夏に黒マント被ったり一日何回も絨毯しいてお祈りしたり、豚食っちゃあかんだの女性は学校行っちゃあかんだの、何を酔うたようなことを!となるのは無理はない。おっちゃんがちょっと目ぇ覚まさしたる!と言いたいところだろうけど、手出すと大火傷するので遠巻きにしてる。

結局、その信仰で生涯満足して生きられるなら、はたからどうこう言うことじゃないのかもしれん。祈ってる暇があれば働け~!なども現世ご利益信仰の教義。どちらが正しいという問題ではないのかも。ただ、体に爆弾巻き付け空港で無差別殺人すれば天国で神になれる教義は勘弁してほしい。人類として偶然地球に産まれたご縁、ピラミッドだけは見てから死にたいと子供の頃から思ってた。意外と街から近いとこにあるらしいね。残された時間、あとどんだけあるんかなー?
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by cegero116 | 2013-07-07 00:08 | 世情 | Comments(0)