追憶・京都から博多まで
引退後ほとんどマスコミに姿を現さず、宇多田ヒカルの母親としてしか今の方はご存知ないかも。ただ、ほんの僅かの活躍期間のほんの数曲がある時代の強烈な思い出として焼きついておる。今朝のニュースではどの局も「圭子の夢は夜開く」一色だったが、これは園まりさんと一緒に思い出してしまう。私にとってはこちら「京都から博多まで」の印象の方が鮮烈。齢18、高校三年生、大学受験の年だったのだ。
どうせ散るなら華々しくと、合格確率5%と判定された学部を志願し、友から「なのにあなたは京都へ行くの」と言われてた・・・これはチェリッシュ。新幹線名古屋駅ホームでアホの友人たちにベタな見送りを受け京都へ向かう・・・流れ来るメロディは「西へ流れて、行く~~~男ぉ」。真面目に次は博多の大学受けようかと思っておった。
「怨歌」と呼ばれる暗いイメージが持ち味だった。今度のことにどんな背景があるのかは知りたくもないが、歌声ひとつで記憶が半年分くらい瞬時に蘇った。ご冥福をお祈り申し上げます。
by cegero116
| 2013-08-23 11:55
| Music
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