乗り物読み

この二日、飛行機から新幹線ひかりこだま、箱根登山バスと長時間の乗り物に恵まれ、読書とブログを充実させることができた。仕事?・・・ううむ。

乗り物読み_e0001663_2262163.jpgこれはなんと娘に借りた本。彼女が文庫の小説を読むということ事態、三ヶ月前には考えられなかったこと。映画のCMに触発されたのは間違いないが、何にせよめでたい現象。父として感想を共有すべく手に取る。ちょっと前に「ホテル・アイリス」を読んでおり、ずいぶんとアダルトな作家を選ぶもんだなぁ、解るんかしらん?と訝っていたが、テイストはそれとはずいぶん違っていた。感想:「いい小説ですねぇ。」寺尾聡を博士にキャスティングして、映画もヒットしているようだけど、小説内の登場人物は、脇役までみんな輝いており、瑞々しくも美しい文体で淡々とストーリーが展開する。(ストーリーというほどのストーリーは無いけど。)ダヴィンチコードの口直し、毒消しになり、とてもさわやかな読後感であった。

ま、小説中に頻繁に現れる「江夏豊」でベタ誉めしてるような気もするけどね。(私の江夏に対する思い入れは、博士に決して引けを取らないと思う。・・・阪神より江夏が好きやった?もんなぁ。)
いずれ江夏について、ウンチクごちゃごちゃ書くと思う(^^)
by cegero116 | 2006-04-15 22:02 | 本の虫 | Comments(0)