9.11追悼

あの9.11からはや5年。何の罪も無く、何の予告も無く、文明の中心地、技術の塊-WTCで突然に、不条理に命を奪われた6,000余の犠牲者の遺族、未だ心の整理などできていないことと思う。そして、報復に立ち上がったブッシュ政権。更に千名を超える犠牲を払っても、これを支持し続けてきた米国世論がやや変質しているようだ。

そりゃそうだ。アフガン、イラク国民の命の値段が米国民の1/10だとしても、既にその巻き添え犠牲者は9.11を超えている。言葉にはできねどイスラム撲滅、邪教排除のフロンティアスピリット、その代償としての、今後数世紀に渉る反米・嫌米の怨念。9.11の犠牲者遺族ですら、イスラム無差別殺戮に拍手を贈ってはいない模様。畢竟、そんな国民ではない。

あの日、私は自分で作った麻布のバーで飲んだくれてた。帰りの地下鉄、乃木坂駅で携帯で話す人たちの会話で事件を知った。瞬く間の5年。私が何にも変わらぬうちに、世界はどう変わってしまったのか?

・・・関係ないけど、この日、世界が何か考えなきゃならない日に、新聞は一斉に休刊日。どの口が談合・カルテルを批判してるのだ?
by cegero116 | 2006-09-11 23:53 | 世情 | Comments(1)
Commented by FUTAN at 2006-09-12 12:15 x
ふ~ん、感受性が鋭い。休肝日もとい休刊日のことまで頭が回らなかった。