偽偽満州
最近サイバラや中瀬女史とつるんで暴言対談しまくってる岩井志麻子さん。対談そのものは、とても活字にできない原語濫発のようで、一度ナマで聞いてみたいと思ってた。が、小説自体、一度も読んだことがないのもなんだな、と、品川駅のKIOSK書店で購入。電車ですぐ読了。短かったけど、インパクトはあった。
読みながら、女花村萬月のようだと思ってたら、あとがきを花村氏が書いてた。類友。彼女の話の主人公は、いつも岡山弁らしい。読んでいて、これは意図的に書いたものではなく、ホントにこういう人なんだと確信できた。読者に媚びてそんなシーンばかり描く官能小説家とは一線。
きっとこういう情景で頭の中が満たされてるのだろう。また、「満州」に対する思い入れの深さも際立った。地理としての満州ではなく、あの時代の空気まるごと大好きで、世が世ならこの本の主人公のように渡満してたんだろうと思う。
捨て鉢に見えても、「男恋しさ」の芯が一本通っていればなんの後悔があろうぞ、この人生、ってね。・・・お友達にはならない方がよさそうな主人公と、著者である。
読みながら、女花村萬月のようだと思ってたら、あとがきを花村氏が書いてた。類友。彼女の話の主人公は、いつも岡山弁らしい。読んでいて、これは意図的に書いたものではなく、ホントにこういう人なんだと確信できた。読者に媚びてそんなシーンばかり描く官能小説家とは一線。
きっとこういう情景で頭の中が満たされてるのだろう。また、「満州」に対する思い入れの深さも際立った。地理としての満州ではなく、あの時代の空気まるごと大好きで、世が世ならこの本の主人公のように渡満してたんだろうと思う。
捨て鉢に見えても、「男恋しさ」の芯が一本通っていればなんの後悔があろうぞ、この人生、ってね。・・・お友達にはならない方がよさそうな主人公と、著者である。
by cegero116
| 2007-02-24 20:20
| 本の虫
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