米国気質

深夜の地下鉄で、アメリカ在住経験18年のK野氏に偶然出会う。隣の席で、居眠りこいておった。曰く「アメリカから戻って、一番驚いたのが、電車の中で寝てる奴。」とは、よう言うわ、である。日本が安全で平和な証左なり。帰国3年にもなろうというのに、米国(・・・南部らしい。)の習慣のおおらかさ(アバウトさ?)から抜け切れず、未だに満員電車に乗れぬ奴。

で、思い出したのだが、ニューヨークで寿司店を経営していた知人の話。
「マグロもハマチも向こうでは全部”fish”。bigかsmallか、redかwhiteかはあっても、魚の種類を分けて呼ぶ必要は感じてないみたい。」とのこと。日本では、クロマグロだビンチョウだと細目で呼び分けるに留まらず、関アジ関サバなどと、産地でまで区分する。

「木だって、全部”tree”。松も杉も桜もぜーんぶ”tree”。」
「花は”flower”だけ。flowerでないのはvegetable!」
「鳥も”bird”いっぽん。鷹も雀もみなbird。そうじゃないのはchicken。」

ほんとかなぁ?海外居住経験の無い私をからかってるんじゃないだろなぁ?
だから「イラクもアフガンも、パキスタンもパレスチナも、イスラムは全部テロリスト」って考えに至る思考回路なのかな?

・・・こちら日本では、昔「犬」としか呼んでなかったのが、「うちのラブラドール・レトリーバーは・・・」とか、「まぁ、可愛いキャバリア・キングチャールズ・スパニエルちゃん!」とか、異常に細分化しとるぞ。その意味では、グローバルアメリカンスタンダードから遠ざかっている^^。
by cegero116 | 2007-09-20 12:55 | 世情 | Comments(0)