偽装天外!

水を含ませて国交省の認定を詐取したニチアスの耐火ボード・・・竣工間際の現場で監理に当たっている知人が天を仰いでいる。そもそも自分で吹いたアスベストを自分で除去して巨利を貪ることに違和感を覚えていた企業体質。分譲済みの高層マンションなど、どう始末をつけるつもりか見当がつかない。

続いて別の一社も耐火認定詐取が発覚。偽装騒動は留まるところを知らない。昨日だか、マンションの鉄筋が128本不足していたことが検査で発覚!との記事もでかでかと新聞に出る。素人が心配するじゃないか!耐震偽装も定期的・五月雨的に報道され、建設業界は偽装の温床だとの印象が世間に拡がっていることは間違いない。

しかし、こんな情報を報道機関はどうやって入手してるのかな?監督官庁のリークしかあるまいに。建築確認申請のタリバン的厳格化で、科挙もかくやの形而上学的雑務を増やし、景気の腰折れ、というかリセッションを招いた責任を追及されぬよう、こっそり溜め込んだ民間の不祥事を、自分たちに火の粉が来ないうちは情報を得ても知らんぷりするつもりだった不祥事を、小出しにリークしているとしか思えぬ。

となると、白い恋人たち、赤福御福、比内鶏らの誰一人被害者の居ない食品偽装疑惑は、年金・薬害肝炎で国賊視されている厚生労働省のリークだな。同じ手口なのは、国家公務員上級甲種の試験に出たに違いない。

渦中の防衛省は、生贄にする企業が少ないと見え、山田洋行あたりをヤメ次官と一緒に差し出した、ってことか。もっと困ってくると、インド洋での給油に、東京都から追放された不正ディーゼルオイルが使われてた、ってなスキャンダルが出るかも。

ちょっと八つ当たり。
by cegero116 | 2007-11-08 22:36 | 世情 | Comments(0)