ウルビーノのヴィーナス

上野へ行ったついで、それほど触手が動いてた展覧会ではないが、せっかく上野へ来たのだからと西洋美術館へ。

ティツィアーノのヴィーナス、どんな教科書にも必ず載っていて、師匠のジョルジョーネのヴィーナスといつもセットで見ていた。画集で見ていたときよりも大きい絵のイメージ。これだけしっかり鑑賞者にガン飛ばしているヴィーナスも珍しい。

ウルビーノのヴィーナス_e0001663_22464936.jpg宗教性より官能が勝った女性の描写が、次代への扉を開いた画期的な部分なんだろう・・・と、受け売り評論家みたいな気分で早足で回る。

今回ヴィーナス特集につき、西洋美術館、女湯の如し。そんな時代でも、神話・宗教に名を借りて裸描きたかったんだよ、イタリアン。

展覧会に来ると、記念に絵葉書一枚買って帰ることにしてるのだが、今日は張り込んでミニチュア額に入った絵葉書購入。事務所のテーブルに立てかけてみる。どう見ても女神ではなく、生身のヌードだ。会社に飾ってセクハラと言われんだろうか?・・・あ、女子社員居らんかった。
by cegero116 | 2008-03-29 22:46 | Art | Comments(0)