聖火護送

聖火護送_e0001663_23435774.jpg中国が威信を賭けて望む北京五輪、先立って回る聖火リレーが世界をお騒がせ。まれに見るパフォーマンスとなってる。今日は日本巡業。マスコミ期待の妨害行動も少しあったが、中国から見ると平穏なうち。日中友好が再確認されたと報道されていることだろう。

写真は聖火受け渡しのシーンらしいが、護衛たちが炎を形づくってるのはどっかのマスゲームに倣ったかな。おされだ。

世界世論は圧倒的にチベットに同情的。中国が国家分裂主義者の暴力分子と罵るダライラマ14世、どえらい役者なのかもしれんが、チベット文化を守りたいだけの温和な宗教者にしか見えぬ。五輪支持と非暴力を訴える映像が度々流れ、中国指導者さぞ忌々しかろうが、国内向けにはあの線でゆかにゃならんのだろう。お気の毒。

中華思想残したまま共産主義をくぐり、現在市場原理主義そのものの未曾有の経済激動にさらされてる国民の扱い、まことに難しいものがあろう。その三点、どれをとっても征服した地域をただで手放す論理は導かれない。コキントーさんが国際的に受け入れられる政策を思いついたとしても、国民が許さんだろ。天安門で人民に銃を向けたトウショーヘイさんの苦しみに繋がるものあり。

世界だって、チベット養護の正義のカードを手に、彼の国の弱みををいかにして自国のポイントに繋げようかと、駆け引きに興じてる様ありあり。

福原、野口、吉田らの現役アスリートは、無邪気に参加してよし。脳味噌筋肉にしてなきゃメダルになんか辿り着けるはずない。筋肉のままで脳が固まってしまった松岡クンも同様。が、愛と平和の24時間テレビ、なんて言って文化人してる萩本氏よ、偽善が過ぎて幻滅だぞ!
by cegero116 | 2008-04-26 23:43 | 世情 | Comments(0)