世界遺産に舞う

頭は連休モード。締切が間近に無いこともあり、比較的早帰り・・・と言っても10時ではあるが。で、見たこと無い時間帯のTVをザッピング。民放は吐きそうな噴飯バラエティばかりで、こんなときは教育TVに限ると・・・なんかとんでもない番組に会ってしまった。

世界遺産に舞う_e0001663_0535342.jpgいずれも未体験のArt、能とバレエ。60歳の孤高の能楽師梅若六郎と、永遠のプリマドンナ、マイヤ・プリセツカヤのコラボレーション。マイヤさん82歳!・・・生きてるだけで偉い、と思うのに、容貌も踊りも(踊りわからんけど)ぜんぜん現役。信じられん。

この分野違いの大先輩に対する梅若師が、また素晴らしい。相撲部屋でどうしても節食できない親方・・・にしか見えないのだが、その舞いがこれまた素晴らしい。(ぜんぜん解らんけど。)解ったのは、一流のアーティストは、アーティストに対して果てしない憧憬と、限りない敬意を以て接するのだな、と言うこと。

ボレロのメロディに乗っての、よくわからんコラボを最後まで観る。・・・なんにも解らなくても、素晴らしいことだけよく解った。すごい人達だ。両親をソビエトに処刑・投獄で失いつも、その道での至高を極めたマイヤ師に一日の長・・・解ると面白いんだろうなぁ。
by cegero116 | 2008-05-03 00:53 | Art | Comments(0)