お久しぶり、インディ・ジョーンズ

お久しぶり、インディ・ジョーンズ_e0001663_1116558.jpg土曜9時半、仕事帰りのレイトショー、MOVIX亀有にて「インディ・ジョーンズ・クリスタルスカルの王国」を鑑賞。月一くらいの恒例ですな。

あのインディが来たからには見ないわけにはいかないな・・・でもあのランボーのスタローンはああだったもんな・・・ハリソン・フォードだって年食ってるしな、不安だな・・・と、行く前から期待度かなり低し。



まあ、思ったとおり。あの音楽が流れ、あの帽子とムチが出たきただけで、私らみたいな「当時のファン」はもそれだけでいい。見た目しっかり老いてるハリソン・フォードも、往時ほどではないにせよ派手なアクションを見せてくれる。カレン・アレンが思いっきりおばさんになって現れるのも私らへのサービス。が、初めてインディを見た若者が、これを一級品として捉えてくれるかどうか・・・?CGの凄さならいくらでもあるもんな。「普通じゃん!」と言われそう。

もはやCG、アクションが行き詰まってることなど百も承知のスピルバーグが、同世代をもてなしてくれる、が今回のテーマですな。予告でやってた「ハムナプトラ」なんて、まるで見に行く気しないもんな。インディだから来たのです。大蛇も軍隊アリも前3作の伏線知ってるわしらだけ楽しめるんだもんね。

それと、監督としてすでに晩年のスピルバーグ・・・本人も観客もそう思ってないけど、晩年の集大成らしさを見せることで客の同情(?)・・・違うな、シンパシイを惹こうともしてる。
「ああ、こりゃ未知との遭遇やん!インディと関係ないやん!・・・ま、でも最後だから許したろか。」
「原爆直撃を冷蔵庫で避ける?んなあほな!・・・ま、でも太陽の帝国、シンドラー、プライベートライアンのスピルバーグだもんな。こんな馬鹿描くことで、アメリカの愚かさを嘲笑してるんだよ、きっと。」
てなもんで、なんでもプラスに捉えてしまう。

息子のマット役の青年が結構いけてるのを見て、ひょっとしてと思ったのは「世代交代」の準備作?・・・スター・ウォーズでルーカスが3作作った時は俳優を重ねない手法だったが、次に「インディ・ジョーンズ3代目の逆襲」を撮るのかな、そん時ゃハリソン、机の上の写真だな、と。最後の結婚式のシーンで落ちた帽子を息子が拾おうとして、「おっと、まだまだだぜ」とインディがかぶり直す・・・あたりを加工して第5作、来るかなぁ?まだまだ元気なうちの第5作なら、寅さんと甥っ子(名前忘れた)みたいな感じでだらだら続くとか。・・・今回、カレンアレンと結婚しちまったんだなぁ。あれは、寅さんとリリーが結婚したみたいなもんだしな。第5作、やめたほうがいいかもな。

結局、第一作「レイダース・失われたアーク」が一番好きなワタクシ。その意味で最も不満なのは、カレンアレンに酒飲まさなかったこと。酔っ払いおばはんマリアン、見たかったぞ^^。
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by cegero116 | 2008-07-20 11:00 | Cinema | Comments(0)