始まりました

なんだかんだ言われつも、北京オリンピック、昨日無事開会。猛暑に動き回って、くたびれ果てた頭で開会式を鑑賞・・・凶事なく完了した模様。だいたい、どんな不満があるかは別として、運動会に殺人や爆弾仕掛けて主張しようとの輩に共感するこたできんわな。たとえそれだけのことをされてきた者の正しい主張だとしても、だ。
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式次第はここまでやらんとあかんのか?とのショーアップ。論語読みの大軍団はユーモラスで面白かったが、2001年宇宙の旅かいな?と思った地球のアトラクション。見ようによっては仮想大賞、高層ビルの窓拭き業者さんの作品の如し。「地球はひとつ」のメッセージだそうだが、あんたたちがそう言うと、「我が中華皇帝の御名のもとに」と続くような気がしてならん。

総じて国家の威厳をこういうアトラクションで示す行為は、他の国で行ったなら批判の的になりそうだ。国民が心ひとつにこれを慶賀するのも、発展途上(悪い意味じゃないよ、まだ伸びる余地があるの意。)の国家の証し。素晴し過ぎてかなり引いてしまう。「歴史上初めて、民意によらぬ独裁政権が催す五輪」、てな解説を加えた論説もあったが、ヒトラーも選挙で選ばれた、と言いたいのだな。

入場行進・・・行進ではなく散歩だったのはとても好感。これで一糸乱れぬ行軍だと余計に世界の反感を・・・とコンサルが助言したんだろな。コンサル居るか?・・・何よりプラカード持って先導する中国の美女が全員同じ顔だったのにも感心。やはり三千年の後宮の歴史は重みが違う。

観客席の各国首脳の映像、これだけでもこの大会の意義あった、と胡さんも思ってるだろう、さすがのスター揃い。日本、ちょっと恥ずかし。ま、いつものこと。・・・さて、嫌味ばっかり言ってると、石原か小林になってしまう。なにはともあれ3週間、世界のスポーツに浸ってみるとしましょう。
by cegero116 | 2008-08-09 19:04 | Sports | Comments(0)