7年目の9.11

あちこちメールを送っていて、日付を書いてふと気付く。今日は9.11。アメリカでは7年目と言うのが区切りなのかどうか…少なくとも日本の新聞で一面にこれを取り上げた紙は無さそうで、総裁選という名の茶番の記事ばかり。7回忌なのに。

あの日の夜は麻布で飲んでいたところに、知人から「世界貿易センターにジャンボジェットが突っ込んで、大勢死者が出ている。」とのメールが入った。一緒に飲んでいた友人は、「建物に当たって飛行機が落ちたのだから、地上で飛行機の形に人が死んでいるのでは?」との感想。巨大建築物と巨大旅客機のスケール感がまったくつかめてなかったのだな。…建築を生業とする私もその時は、車が住宅に突っ込むイメージしか浮かんでなかった。恥かしいね。

あれから7年、大統領選をすぐそこに控えた米本国でも、候補者・有権者の一番の関心は経済問題らしい。サブプライムを発端に、未曾有の金融危機の入口に立っている危機感あらわ。が、イラクでの戦死者は4,000人と、9.11を1,000人も上回り、アフガニスタンのタリバンも活力満々。徒労感は多かろうが、忘れてしまうようなことではないと思う。
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写真はWikiより。美しすぎる画像だ…黙祷。
by cegero116 | 2008-09-11 16:55 | 世情 | Comments(0)