おめでとう NON STYLE

昨夜、ちょっと早帰り。TVの「M-1グランプリ」を通しで見る。漫才の日本選手権で、すでに8回を数える伝統があるらしいが、存在自体初めて知った。

おめでとう NON STYLE_e0001663_9555829.jpg「エンタの何とか」などは時々覗くのだが、まるで笑えない一発ギャグの繰り返しか、芸能人や同業のネタを茶化す楽屋裏話ばかり。とても芸人などと呼べる代物ではないな、と思いつも、そんな中から本物がきっと出るのだと楽しみにしていた。

違ったのだな。決勝に残った8組のうち、名前聞いたことあるのは2組。決戦は3組残って二つ目のネタを披露するのだが、3組とも未知のコンビだ。

・・・いや、びっくり。8組が全部面白かったのだ。バラエティまがいのTV舞台からは本物など生まれないのだ。お笑いマニアの娘とTVにかぶりつくこと2時間半、真面目に審査しちまった。TVの人気者を全部予選落ちさせたのはなかなかの見識。オリラジやハリセンボンの「漫才」に笑える箇所はないもんな。別の職業の人達だ。残った3組はほぼ妥当。優勝のNON STYLEもまったく妥当。8組中でもずば抜けていた。

大阪ではそこそこ売れてたらしいが、TVレギュラー全部蹴って上京、路上漫才からスタートしてこの大会に臨んだと聞く。ま、お笑いの方のコメント、あまりまともに取るのも野暮だがね。
練り上げられた速射砲の会話芸、時々聞き取りにくい箇所もあるが、まさに笑いっ放し。0,何秒かのタイミングのずれでスベってしまう・・・フィギュアスケートみたいな芸だ。知らんかったわぁ。こんなんが育ってたんだ。
by cegero116 | 2008-12-22 09:56 | みぃはぁ | Comments(0)