宮前平・湯けむりの庄

本日は朝から昔関わった住宅の点検、で、田園都市線へと向かう。仕事を早々に済ませ、同線宮前平駅至近に建つ「宮前平・源泉湯けむりの庄」へ。土曜だからのんびり入浴、ではないぞ。取材、取材。

宮前平・湯けむりの庄_e0001663_16194466.jpg駅からの道のり、もうオープンして何年も経つというのに、未だに翻る「スーパー銭湯反対」の垂れ幕。いったい何が反対なのかな?垂れ幕の主たる変哲もないマンションの方が、風景に対しては害毒に思えるが・・・?この沿線独特の選民意識、「お風呂屋なんかできて、田舎者がこの辺りうろついたら嫌ざます。」ってとこ?川崎じゃろ、ここ。

果たして建物の前に来ると、静かな街並みにしっとりと溶け込んだ外観。周辺の交通にも気を配った十分な駐車場。豊かな緑に、傾斜地の特性もよく咀嚼された静かな佇まい。・・・暴力的な擁壁で造成された先程のマンションと比較するのも愚かなり。

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入館した後はカメラ遠慮。が、これまで見た温浴施設の中で最もゴージャス、料金も土日で1,470円だが、十分にコストに見合う。土曜と言ってもまだ正午くらい、にもかかわらず素晴らしい客の入り。ALL館内着、POSシステム、フルサービスの飲食と、贅沢モノ全てありの企画は大ヒットしていると見た。先日訪れた「七福の湯戸田店」はこれよりずっと後にできており、施設は決してひけをとってはいないと思うのだが、この客の入りの差、立地の差なんだろうなぁ。反対してた人も温まってると思うぞ。

浴室廻り、露天風呂は目新しさはないが素材がリッチで堅実な造り。何より、ナトリウムイオン・炭酸水素イオン合わせて3,000ppm近い泉質は何事かと思うくらいの良泉。こいつに更に炭酸ガスを封入した「炭酸琥珀湯」など贅の尽くしすぎ・・・温浴バブルと呼んでもよかろう。

宮前平・湯けむりの庄_e0001663_16155376.jpg別料金800円の岩盤浴ゾーンもリッチ。いわゆるチムジルバン。個人的にはあまり好きではなく、取材で来ても覗くくらいしかしてないのだが、うち一室、30分コースの「天」の間でぐっすり寝てしまう。このシステムの方がいいのかもしれないな、岩盤浴。

でもって丁度昼飯時。外は寒風吹きすさんでいるのに、温泉と岩盤浴で芯からぬくぬくのワタクシ、生ビールとせいろそばに手を出す。アテに頼んだ「きのこと鮭のホイル焼き」が絶品で、食の充実へのこだわりも繁盛の重要ポイントなのだなと、感心。田園都市人の心をしっかりつかんで☆☆☆です。
by cegero116 | 2009-01-24 17:04 | お風呂屋さん | Comments(0)