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旅の最後。結構時間もて余して同じ道を行ったり来たり。護神なる交差点、20回くらい通ったかも。と、ここがこの会独特の力「偶然力」の発揮どころ。なんにも考えず看板に釣られ「黄八丈めゆ工房」へ。ゆめ、ではなく、めゆ。しかも黄八丈について誰も知識なし。Y田君など「喜八城とはどんな城?」てなくらい。

これが名誉都民の称号と、江戸時代からの歴史誇る黄八丈の製作工房。しかも当主の山下誉氏がとても親切に染めの工程、織り技術発展の歴史から、ひいては島抜けした流人のその後まで、懇切丁寧に解説してくださった。名誉都民、暇そうだった。

時代劇の同心が黄八丈の帯を締めているが、決してまっ黄色のものは用いなかった。基本色は三色で、地は泥染の黒か赤…思わぬところで賢くなる。小さなスカーフで最低5000円。これを反物にして着物になったら一体いくらになるのか…とてもお土産には適さないな。

山下誉当主の弁舌、いよいよ滑らか、訪欧時の飛行機でなでしこの佐々木監督と隣席となり、澤穂希選手とほまれつながりでサインを貰った…などと話が俗っぽく傾いた時点で、丁重に謝辞を述べて工房を辞す。実に貴重な体験だった…たぶん。
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公営につき無料、但し水着着用との裏見が滝温泉。調査不行き届きで、誰ひとり水着を持参しておらぬ。初日に訪れたときには女性数人が入浴中で、
I教授の「水着無いんですけど、裸で入っていいですかー?」の勇気ある問いかけに、
「え゛ーーー!!」と、当然の反応。撤退のやむ無きに至る。

翌日、何としても入るべし。裏見晴らさでおくべきか!と、水着を求めて洋品店へ。みつくろっているうちにI教授、

「水着も下着も変わらんやん!」

とコロンブスの卵。さすが教育者^^?。全員が前日穿いてたパンツにはきかえて堂々と入浴を果たすことができた。入浴中、ついに誰も来なかったので意味があったのかどうか。

結論は、今回の温泉巡りの中で泉質、景観、施設とも最強、抜群のお風呂に決定。見逃さなくてよかったー。
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八丈より戻っての翌日。現実に引き戻された月曜日は想像通りの慌ただしさ。遊んだツケのお支払い。

で、思い出話あと三つ。全長58kmの八丈島、すぐに一周してしまう。ガイドのチラシにある施設、景勝地もすぐ回り尽くす。何気なく海辺を走っていると、そのどこにも記されず誰も口にしない不気味な建物を発見。形状は威圧感たっぷりのシンメトリー。おどろおどろしい装飾物や将軍様の国のものとおぼしき冠塔。「八丈オリエンタルリゾート」との立派な看板。これらが全て朽ち果て今にも崩れ落ちようとしている。

廃墟に目がない我等、背丈ほどに繁った藪を漕いでエントランスへ。噴水にあしらわれた女神の彫刻も無惨に崩れ、「立入禁止・入ったら死ぬよ」の貼り紙。が、窓から覗くとなんとなく生活感あり。浮浪者でも棲み着いてる気配。少し離れたところに人物の巨大な彫像。金日成かレーニンか?彫像までのやや危険なルートを最も好奇心旺盛なI教授が先頭で開拓、辿り着く。

ここにホテルリゾートを志し昭和43年にこれを実現させた安田翁、本名朴なんとかの記念像であった。その氏を遠く朝鮮の新羅王から記して、翁が尊い家系の血筋であることを示している。韓国ドラマの発想ここにあり…おーさまっ!

結果、破綻して解体もままならず惨めな姿をさらしているのだが、あまりの好立地に見ないふりをせねばならない島の方も不幸なことだな。ちょっとネットで調べてみると、

「近寄ってじっと眺めたりしていると、支配人の格好をした男が窓から手招きをする…」と。

わーっ! ヒッチコックの世界だ!
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八丈島二日目。たいした予定も立ててないので、ゆっくり朝食のんびり出発。まずは雲を被った八丈富士周回道路をドライブ。

頂上まで800m程度の八丈富士。600mくらいでガスに突っ込む本日の天気。ガスぎりぎりのところから八丈小島が一瞬見えたので撮影。モスラが出て来るインファント島…てな幻想的光景。

現在は無人島だが、ちょっと前まで600人からの住民が居たそうな。なぜかくも険しい地形の島に人が…八丈に流された罪人のうち、島で更に悪事を働いた輩が流された島?…アルカトラズかパピヨンか。
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今回の宿泊、奇しくも25年前くらいに当社の前身事務所で手掛けた八丈ビューホテル。設計担当した先輩によしなにと頼んでみる。

当時は好景気、島一番のホテルとして敢然と増築に踏み切った建物。25年の間に持ち主は代わり世も変わりで、少し寂しそうな風情。そう、あの時代は後にこう呼ばれたのだ、バ・ブ・ル。
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一年のG1の中で最も馬券的に紛れが大きくてお気に入りの府中2000。秋の天皇賞に参戦。昨日羽田にゆくまえにちょっとWINS。

スタート直後のカーブに18頭が殺到、先行馬総崩れのイメージ。ただ今年は一番枠に逃げ宣言のシルポートが入り、流れが安定する可能性も…。などなど、ない知恵をを無駄に絞りつつも、結局外枠差し馬の一攫千金路線に戻ることに。

ミッキー、ベルーガ、ジャガーメイルにローズキングダムを重ねてボックス三連単。ブエナ、ダークシャドウの2軸もこっそり混ぜるのがみみっちい。

3:40、八丈で聞く結果やいかに?


か・す・り・も・せ・な・ん・だ!
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八丈島名物島寿司を目当てに、ヒルメシで予定していた「あそこ寿司」。予約がないとダメ、とのことで急遽夜の宴の場となる。思えば今回の幹事殿、学生時代より「あそこ」に入るのが上手だった。このいい加減さがこの旅の良いところ。

鮪のヅケを洋辛子で握った島寿司。独特の味わい。とろけそうな烏賊、金目鯛、キハダマグロ、シマアジ等々、さすが磯釣りのメッカ八丈。いっぱい写真撮ったので帰ってから載せよう。

ただここのところ早起き続きで、ちとお疲れ気味。島焼酎かぱかぱ進んで早々に酩酊。アフターで夜っぴいて喋ってた時代も今何処…で早めにつぶれてしまったのは痛恨なり。
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八丈島の地形、八丈富士と三原山が島の南北にそびえ、狭間と海沿いにわずかな平地。流罪にまことに適しているが、付き添いの刑吏もさぞ大変であったろう。

温泉による街おこし…島おこしを試みてると見えて、南部にいくつかの日帰り温泉。

「きらめき足湯」
「やすらぎの湯」
「みはらしの湯」
「ふれあいの湯」…ここで定番、記念ヌード撮影。
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役場の観光課が寄り合いで飲みながら決めたような昭和なお名前。施設はみなそれなり。中で古くからあったらしいのが「裏見が滝温泉」…滝を裏から見ることができるとの由来。音読を聞くと「恨み難き温泉」。

「恨み難きを耐え、耐え難きを恨み…」
なんか違うぞ、Y田君。
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海岸ぺりの波の荒さが窺える真ん丸な玉石。これをほぼ垂直に積んで石垣と為している。江戸時代くらいに作られたと察する。が、石と石は点でしか接しておらぬ…なぜ崩れない?

全員建築関係者だが、誰も答えること能わず。
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毎秋恒例、白秋会ツアー。今年は流刑の里八丈島へ一泊二日の旅。例年の8人、海外赴任と多忙と直近のご不幸により3人が欠け5人のツアーとなる。ちょっと寂しい。

全国どこへ行ってもコンビニとファミレスとユニクロの街並みといつも嘆いているが、さすが八丈となると異郷の趣。ちょっと遠いところへ来た感じがして嬉しい。

到着しての最初のごはん。名物あしたばうどんは唐辛子で食する。うむ、フツーだが、昼ビールが美味い。島の三大名物のひとつ、まずは制覇。