クーリングタワー

某ビルの建物診断の引き合い。築45年とは東京オリンピック以前、戦後高度成長期の建築。外観・内装は維持管理よろしきを得て美しく保たれ、テナント各位いずれも問題なく業務をしておられる。ただ、都心ど真ん中、10,000㎡を超える建物、今後に向けての備えが必要と呼ばれた由。

クーリングタワー_e0001663_1253062.jpg建物内くまなく回るうち、懐かしいものに次々出会う。写真は屋上に鎮座する巨大なクーリングタワー。そうだ、昔はこれが屋上に付き物だったな。今もしゃばしゃばと元気よく動いているが、すぐそばにはビル用マルチの屋外機が十数台・・・温暖化についてゆけなくなったか、人間が求める快適のレベルが上がったか。

天井のアネモ、エレベーター機械室、ヒューズ付きドアチェック、スチールアングルサッシ・・・何もかも懐かしい。昭和建築思い出博物館ができたら収蔵されるべきだと思う。
by cegero116 | 2009-08-04 12:53 | 日誌 | Comments(0)