辻井伸行ピアノリサイタル
ベートーベン第一~第三楽章を2曲。ショパンを4曲、アンコールで4曲とサービスたっぷりの熱演。超絶技巧であることだけは、門外漢の私にも充分伝わる。一曲目「月光」第二楽章の途中で寝入って、終わりの拍手で目覚める。その後はもう寝ることは無かった。義姉さん、半分くらい寝ていた。
これはあれだな、『壷』・・・お宝鑑定団で、中島誠之助センセがホンモノと賞賛するものと、立派なニセモノ・お土産と断ずるものの区別がつかないのと同じ。良いなぁ、と感じる私の気持ちが決してその芸術の本質を理解していないことが解るのが『壷』。
解ったふりで「上手だよねーー」とのたまう家人。レンブラントの絵を見て「この人上手だよねーー」と言うのに似たり。「上手」と表現することそもそもに違和感。・・・なんて、ひねた感想書くヤツは屈折してるだけ。盲目だからだどうだというレベルではないことは、寝てても解る名演であった・・・と思う。
by cegero116
| 2009-10-02 21:50
| Music
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