土鍋30年

本日は、故Y君の告別式。通夜に引き続き、「第九」に送られて友が逝ってしまう。

私がお見舞いしたその週に、病床で結婚30周年をお祝いしたとか・・・30年と一週間の結婚生活の想い出を語る奥様の謝辞、心ひきちぎられる言葉に思わず涙。そう、盛大な結婚式の記憶は今も鮮明。引き出物に貰った土鍋のずっしりした重さまで鮮明なのだ。
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この土鍋、この秋まで30年間我が家の食卓で活躍していた。側面からひび割れ始め、さすがにぽたぽた漏り始めて二代目の土鍋を購入せざるを得なくなったのが、彼との永遠の別れの前兆だったのかも。家でY君のかっこよさを喧伝することが多いものだから、家人の中では彼は韓流スターになっておった。「土鍋のYさん」とも呼んでおったが。

友に持って、心から誇らしい男を失ってしまった。無念なり。
by cegero116 | 2009-11-08 17:20 | Remember | Comments(0)