小沢城危うし?

寄ると触ると「小沢さん、捕まるんですかねぇ」の会話が飛び交うこの頃。そりゃ、あれだけ大規模に関係箇所を家宅捜索したのだから、誰も捕まらんということはなかろうね。西松事件で、秘書を形式犯で捕まえたもののネズミ一匹炙り出すこともできず、「国策捜査」の大合唱の前に衆院選民主党大勝のきっかけを作ってしまった東京地検特捜部。依頼主の自民党にあわせる顔も無く、小沢氏に対する恨み骨髄に達しているとか。

政権交代したあと、前政権の首脳を汚職で訴追するなら南米・韓国的でグローバルスタンダードなのだが、日本はあべこべ。さすが先進国だが、機を見るに鈍・・・愚直と誉めてよいのかな。

小沢城危うし?_e0001663_20391249.jpg小沢逮捕まで行く決意は解るのだが、角栄・金丸の後継者とは言え、小沢氏が先輩たちと決定的に違うのは疑惑の期間を通して野党の人間だったと言うこと。睨みも効くし天の声も出すだろうが、職務に関する権限が無い以上汚職・収賄には行き着かない。いいとこ脱税か政治資金規正法。鹿島建設とばっちり。

結局、一旦始めた公共事業をやめられない構造と似ているのではないかな。自民党時代に起案されたプロジェクトを自己仕分けできず、低迷する国内経済、混迷する国際関係と無縁なところで4億程度の出所探して力んでいる検察の姿、いと物哀し。

ちょいと逮捕されて議員辞職したとしても、おそらくすぐ選挙で復活する。そのまま徹底抗戦して最高裁まで闘い続け、人間離れした大魔神に進化してゆく小沢氏が見える。健康に気をつけてくれれば、だが。
by cegero116 | 2010-01-14 21:35 | 世情 | Comments(0)