理系本二題

理系本二題_e0001663_1855016.jpg小説ばかり読んでては、ただでさえ働きが悪くなってる脳味噌汁がさらに薄まってくるのでは?と、理系な本を二冊読んでみる。・・・と言っても文庫と新書だが。

動物生態学の竹内久美子先生のシンメトリー礼賛本。週刊文春で男と女に特化したエッセイを書いておいでで、毎週楽しく読ませてもらっている。シモネタっぽく書くのがやや痛いが、身近な科学って感じが、文系建築学科の私に優しい。
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目、耳、手足、指、乳房等、左右対になっている部分のシンメトリーさが異性を魅きつける事例が、統計データに基いて説明される。ふむ、それが解って何としよう・・・と、How to本ではないから仕方ないね。

試しに、自分の顔写真を半分で切って反転・貼付けてみたが・・・アンシンメトリーであった。非掲載!左半分でできた顔は特にひどくて見られたもんではない、モテるわけない。・・・腹立たしいが、竹内理論を検証してしまった結果となった。

で、もう一冊。これも対称性を語ってるらしい「超ひも理論」の初心者向け入門書。宇宙の成り立ちを証明する現代きっての理論をやさしく解説・・・そもそも無謀であった。基礎単語がわからん。10のマイナス33乗秒の時間にプランクがレプトンに・・・文法もわからん。今は50回目の宇宙だと言われても・・・物理学者さんの頭の中測り難し。久々、上手出し投げだし本となれり。
by cegero116 | 2010-03-08 20:19 | 本の虫 | Comments(0)