オルセー美術館展2010

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連日大盛況で長蛇の列と聞き、ビビって近寄れなかった国立新美術館の「オルセー美術館展2010」、お国のはからいで土日20:00まで延長してくれている。サタデーナイト、ひょっとすると狙い目では?と、六時に仕事を切り上げて来館。目論見大当たりで、チケット購入も館内も並ぶことなく快適に鑑賞できた。

いや、これは混むわけだ。ドガ、モネから始まり、ピサロ、スーラ、セザンヌ、ゴッホ、ゴーギャンと、日本人お好みの後期印象派勢揃い。それも数を揃えただけでなく、一点でも展覧会の目玉になるような著名作がぞろぞろ…にわか観賞者のワタクシ、作品と対峙する以前に、ただのみぃはぁファンになり果てり。世界のグルメ試食会で、端からすべて食べていってしまい、出るとき何が一番旨かったかわからんようになった食いしんぼの心境だな。

若い時、オルセーには二度訪れている。それこそ食い詰めた若者の満漢全席状態で、何にも覚えてない。よって新鮮な気持ちで本日のナンバーワンを選んでみると…一番はボナールだったのだが、ちょっと語るに憚られる作品だったので降着。繰り返し本や画集で見た「アルルの寝室」を一着とする事にした。




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同じテーマの絵が3枚あるとか。奇妙な遠近感、平板なのに吸い込まれるような現実感・・・みぃはぁなりの思い入れのある一枚、この目で本物を見た手触りを大事にしておきたい猛暑の土曜日でありました。
by cegero116 | 2010-07-24 22:44 | Art | Comments(1)
Commented at 2010-07-25 08:12 x
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