ミックマック

ミックマック_e0001663_2293361.jpgタイトル「ミックマック」は「いたずら」の意。最近、邦画しか見てないなと物色も、アクションかファンタジーかホラーばかりの洋画界。見るもんないなと諦めかけて、ふっと見つけたフランス映画。予備知識ゼロで殆ど期待せずに飛び込む。

期待どおりアクションでもファンタジーでもホラーでもなかった。テーマは「反戦」のようだが、メッセージ性は皆無。洒落の利いたドタバタコメディ、どこで笑っていいのやら当惑する映画だったが、とりあえず後味は悪くなくとりあえず満足して観終えることはできた。

幼少時に地雷で父親を亡くし、本人も頭に銃弾を食らってホームレスになった男が主人公。ふと知り合った「ギロチン男」に誘われ謎の廃品巣窟へ。「発明家」「詩人」「人間大砲」「計算機女」「軟体女」「料理番」の仲間を得て、非道の武器商人達への復讐に立ち上がる。水滸伝か鶏鳴狗盗、地獄八景亡者戯や最近見たインセプション、悪党の役割分担ギャグ…と言いたいところだが、真っ先に思ったのはドリフのカトチャンケンチャンの乗り。平和で微笑ましい。

ほぼ単館上映なのに客席ガラガラ、宣伝も聞かないしタイトルも売る気なし…そんなのに結構佳作が隠れてるものだね。またシネ・スイッチが好きなんだな、こんなの。ま、私的には★★★★☆ってとこですな。
by cegero116 | 2010-09-25 22:09 | Cinema | Comments(0)