無視しチャイナ

日曜、朝飯食いながらサンデーモーニング観たあと、のんびり出勤。ニュースは尖閣諸島の船長釈放問題一色…なんだか不快。

それぞれの国に言い分があって、かの諸島の領有権を双方が主張している以上、非難の応酬があることはやむを得ない。が、中国の報復の手法はとても世界の大国とは呼べないな。大使を呼んで抗議するくらいは政治の範疇、これが旅行の中心、物資の禁輸、民間人の拘束などにまで即時に反映してしまうのが、のんびり民主国には恐ろしく感じる。あちらから見たら、何故政治が司法を指揮できないのか不思議なんだろう。

江沢民時代に比べればずいぶんましな胡・温政権。ただ民度が全然進化してないのが指導者の悩みなのかもしれん。捕まったフジタの社員を即刻処刑せよとの世論、西大后並みの発想だ。大国見習いとの呼び名もある。日本の存在もウィグル、チベットと同格に思ってるのかもしれないし…。

腰抜けだなんだと批判されてもこれしかなかったかも知れぬが、日本国内の嫌中意識は相当高まった。かつ、国家は独裁政権の方が隆盛するのだなとの気分すら出てきそう。民間企業に準えると、敏速に経営決断を為し得るオーナー企業が各界を制覇している。国家だって…危ない危ない。

バブル崩壊でなすすべもなく転落した日本・米国。同様の危機が現代の中国に迫っているとも言われてるが、「党は、対外債務は支払わない決定を下した」とか「国民の資産は全て一時国有化される」とか独裁ならではの対応が可能な体制だもんな。

無視しちゃいたいところだけど、お隣にならず者が居るイメージだけが残ったいやな事件であった。
by cegero116 | 2010-09-26 13:25 | 世情 | Comments(0)