逝年

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石田衣良さんの官能小説…即ちエロ本。中で出色の出来であった「娼年」の続編。前作で摘発されたクラブの再建を果たし、刑に服している恩人を待つ・・・ま、筋はどうでもよろしい。ひらがなの喘ぎ声ばかり乱発してエロ小説書いてるつもりの、凡百の作家に見習ってもらいたいいやらしさ・・・おそらく著者がスペシャルにいやらしいからだろうけど。


で、娼年(少年)~逝年(青年)と来たこのシリーズ、絶対に続きがあると思うのは私だけ?

・喪年:働き盛りとなった主人公は大事なものを失った哀しみから立ち直れず・・・

・躊年:衰えが忍び寄る主人公、このままの人生で良いのか、ためらい惑うも・・・

・漏年:もはや使い物にならなくなった主人公、思い出と共にとめどなく漏れ出す愛・・・

・蛮年:自らの最期を悟った主人公は、老いた一匹の野獣と化して愚かな彷徨を重ねる・・・

ちっがうかなぁ?
by cegero116 | 2011-08-17 19:50 | 本の虫 | Comments(0)