8点途上

8点途上_e0001663_136255.jpgサッカーW杯アジア予選。なにやらかしたのか失格してしまったシリアに替わって出場のタジキスタンと、大阪で戦い、なんと8対0で快勝する。帰宅深夜につきニュースでゴールシーンだけ観戦、こりゃ相当弱いわ、凡戦だったのかなと思ってた。

が、今朝あちこちのニュースやネットの書き込みを見るに、えらくこの試合の評判がよい。大差ぼろ負けの展開にも関わらず、試合を捨てずフェアプレイに徹したタジクと、8点取っても走り続けた日本の双方に称賛が寄せられとる。ピカイチは試合後のタジキスタン監督のコメントで、背中がむず痒くなるような誉め言葉と、紳士の国であることを証明する名文句が散りばめられてた。

まだ発展途上のチームであることを自覚しつつ、しっかり戦って良いものを吸収して帰ろう、との大人な監督。どっかの国とえらい違いだなぁ、が皆さん共通の感想のようですな。

私も少なからずよい気分になったのでコメント抜粋掲載御免。



「昨日の前日記者会見で言ったとおり、今日は守りに徹する。そのつもりでプレーしたが、完全な守備というのは芸術に等しい。我々はその域には達することができなかった。見事な勝利をした日本を心から祝福したい。これは実力の差、当然の結果と言えるだろう。日本はビッグなチームだった」

「昨日の会見では、なぜそんなに控えめなのかとも言われた。今日の結果で、どうして昨日のような言葉が出たかお分かりいただけたと思う。冷静な自己分析によるものだ。ただし、我々の選手たちは最後まであきらめずに走った。日本を抑えることはできなかったが、あきらめなかった選手たちに心から感謝したい」

「日本はウズベキスタン、北朝鮮とは比べ物にならないほど強かった。今日、日本がほぼベストメンバーで戦ってくれたことに感謝している。私たちは勉強しにきた身分だ。苦い経験ではあるが、私も選手も、今日の結果を受け止めて将来に活かしていきたい。何よりも日本に感心したのは、無駄な動きが一切なかったことだ。最後の3分間も全力で走っていた。これには感銘を受けた」

「我々のホームで戦った場合、このような立派なスタジアム、芝生ではなくて、環境はもっと劣悪になる。ピッチの条件によって、日本のサッカーがどう変わるか。そこに関しては多少期待している。ただ、日本とタジキスタンは残念ながら同レベルではない。芝生の状態いかんで縮まる差ではない。これは冷静な判断。ただし、ホームの観客が喜ぶようなサッカーを見せたいと思っている」

「(最後までクリーンなプレーを続けたが?)ラフプレーには走らない、クリーンなプレーを心がけるというのを選手たちは理解している。私たちは日本の選手をけがさせるために来たわけではない。日本はもっと高い目標を置いているチームなので、こんなところでけがをさせては申し訳ない。それに、偶発的に手や足が出ることはあるが、日本の動きが速くてそれもできなかったのもある」
by cegero116 | 2011-10-12 13:06 | Sports | Comments(0)