ブリューゲル特別講義

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なんか心を亡くして荒んでる日々が続き、美術館からずっと足が遠のいてる。Artカテゴリー、開店休業。で、せめてもと大好物ピーテル・ブリューゲルの特別講義だ、と月刊藝術新潮購入。専門家の解説を読みながら自宅で一ページづつゆっくりと読んでいる。2週間で半分も進んでいない。って、このサイズでは大きな虫眼鏡でも使わないと全く見えんのよね。老眼にはとてもきつい。有名な「ネーデルランドの諺」なんか、こうやって番号ふって所以を解説してくれているのだが、これだけで何時間かかったことやら。
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ま、美術展で本物の前に立ったところで、同じ時間かかるんだろう。描いたブリューゲル父さん、偉いっ。

風俗画、ってジャンルなんだろうね。前から似てると思ってたヒエロムニス・ボス(←この方も大好物)との関連、類似性と相違点が解説してあって嬉しかった。人の行ない、人の営みは何百年前から同じなんだなぁ、連綿として、と言うか反省もせんと、と言うか。さらっと眺め、その後丹念に虫眼鏡で辿ると、体ごと16世紀のネーデルランドに連れて行かれる。

巻の途中に会田誠とよしもとばななの対談が載っていたのも嬉しいオマケ。こっちは読みやすいので、真っ先に読んでしまった。も一回行こうかな、「天才でごめんなさい」展。
by cegero116 | 2013-03-17 12:21 | Art | Comments(0)