OH!マイママ

OH!マイママ_e0001663_22273968.jpg
昨日、実は朝イチで打ち合わせを終えたあと松戸に舞い戻り恒例の演劇観賞。で、再び会社へ引き返した小忙しい一日であった。半分以上遊んでたとも言う。観劇後は感想宴会が常なのだが、やむ無くパス。解っているのに芝居を見ながら「今日はなに食べようかなぁ」なんて考えてるのはとってもパブロフだ。

で、本日の演し物「OH!マイママ」…タイトル見ただけで内容の想像がつくのはベテランになってきたから?…スれてきたとも言う。



いやいや、まだ観劇は初心者。劇団NLTとは初見。筋書きは想像通り、勘違いドタバタ男女モノ翻訳コメディ。この鑑賞会、このタイプよく来る。

1984年のパリが舞台…なのだが、もっとずっと古くのドラマ、デカメロンかカンタベリーな空気を感じる。男女の事だけしか頭にない富裕な方々の物語。源氏物語だって言ってみればセックス猿殿下のお話だもんな。性同一障害が話の軸になっているところが今風。

25年前に妻に失踪された政治家が支持率アップのため、息子の結婚と同日に古くからの愛人女性と再婚を図るお話。その親子、屋敷に勤める小間使い(今風なので就活中のハウスキーパー)に手をつけている。そこへ突然表敬に現れた米軍のヘンリー大佐、何故か議員の親父より息子のことばかり気にかけてる様子。この辺りでネタあかしあり。25年前パリから失踪した母親が性転換手術で男性となり、アメリカに渡って軍人として人生を送ってきたのが件の大佐であると。

お芝居中盤からは、このネタをもとにドタバタスラップスティック。大佐と自分に似た点を見つけた息子は大佐を父親と勘違い。親父と結婚する愛人女性は失踪する前の母親と同性愛関係。息子の誤解を解くため、お前はこの大佐と私の隠し子だと嘘の上塗り。小間使いが半年前に性転換手術を受けた元男性…これは要らんやろ。

会場内は爆笑に包まれ、みんなこの手の話が大好きなのがよくわかる。なんて、私もその手の観客ですけどね。
by cegero116 | 2013-12-15 17:44 | 芝居見物 | Comments(0)