私の男

私の男_e0001663_14214332.jpgあちこちの映画祭で絶賛され、数々の受賞を果たしている「私の男」を鑑賞する。絶賛の中に主演の二階堂ふみさんの「体当たりの熱演」が先ず挙げられており、その体当たり目当てと思しきおじさんの単独観賞行が目立つ・・・私は決してその仲間では・・・^^:

ま、それ目当てなら止めた方がいいな。冒頭、延々と続く奥尻島津波の避難所のリアルな描写で気分はドーンと沈み、終わりまで浮かび上がらない。映像は斬新だし、浅野さんしかできないであろう屈折ぶち切れ男のめんどくささに感心しつつも辟易させられる。ふみさんは全くその辺にいそうな女子中学生から、合コンに興ずる大企業のOLまで、多面的で危ない女性を好演していた。流氷のシーンだけ地が出ていたね。藤竜也もめちゃ渋かった。

途中刑事が殺されたのに3年後も捜査の手が回ってないのは何故だ?なんて細かいところにツッコミを入れたくなる・・・細かくないような気がするんだけど。後味がどうかって言うと、最悪・ワーストでしょうな。もう一回見たいかと言うと、見たくありませんな。と言いつつ、疑問だらけなので桜庭さんの原作を読んでみるとしますか。
by cegero116 | 2014-07-06 14:21 | Cinema | Comments(0)