第21回白秋会 室堂より望む立山連峰

第21回白秋会  室堂より望む立山連峰_e0001663_15222532.jpg
今回の旅行、何が素晴らしかったと言って天候。Y幹事の日ごろの行い宜しきを得て、最初から最後までこれ以上ないピーカンの快晴。黒部から富山までの帰り道、室堂ターミナルで見た立山連峰のシャープさと言ったら筆舌に尽くし難し。右手の山のピーク、立山の最高峰雄山の神社まではっきり確認できる。目を凝らせば登山客の姿まで見えるのでは。

誰ともなく思い出し、話題に出るのが亡き友、登山マスターT君とのエピソード。みな一度は彼と山行きを経験しており、みながその究極の雨男ぶりを覚えておる。私も22歳のころ、彼とこの立山を訪れている・・・と、本当は剣岳を目指し、とんでもない豪雨で山小屋に駆けこんだところ、台風と土石流で登山道閉鎖、山小屋ごと孤立したことを知った。2泊ほどして、剣を断念、立山縦走に切り替えたる。疲労困憊、黙々と歩いたため、知らぬ間に頂上を通り過ぎてしまった情けない山行きであった。

爾来38年の月日。もう剣はおろか立山とて上ることはなかろう。黒部ダムへ登る階段220段で息が上がり、膝ががくがくなんだもんな。
by cegero116 | 2014-10-26 15:22 | 旅の手帖 | Comments(0)