クリード チャンプを継ぐ男
シリーズ4作までの好敵手にして親友のアポロ・クリードが、リングで命を落とした直後に産まれた愛人との息子が今回の主人公。父親の顔を知らずに喧嘩に明けくれ感化院の独房にいたドニーを、アポロの正妻だったメリーアンが引き取ってビジネスマンとして活躍できるまで育てる。が、父親の血を意識し始めたドニーがリングへの誘惑に抗えず、会社を辞めてボクシングジムへ。練習に物足りないものを感じて、父親のライバルだったロッキーの元を訪ねるドニー。引退してレストランを経営するロッキーは最初拒否するものの、彼の情熱に打たれ・・・
ま、ありがちな展開ではある。途中のひねりもどんでん返しもなし。お約束のロマンスもきちんと盛り込まれ、こうなるだろうと言うようにそうなる。が、このシンプルさがいいのだ。ひねりもどんでん返しも要らないのだな、ロッキー。癌に侵され、歩くのも息絶え絶えなスタさんの演技、とても抑制が効いててGood。主にメンタルトレーナーな役を振ったのが功を奏したのだね。
劇中の試合相手に、全て本物のプロボクサーを使ったことで、試合の臨場感は旧作のロッキーから飛躍的に向上。タイトルマッチの相手、リッキー・コンラン役のボクサーさん、ノーガードのウェスタンラリアート合戦だったもんな、アポロVSロッキー。あと、エイドリアンはいつ亡くなったんだっけ?
うまく次代に繋げることができたみたい。
by cegero116
| 2016-01-12 21:35
| Cinema
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