飛天の間

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ちょっと前に立ち寄った品川で、グランドプリンスホテル飛天の間を覗く。巨匠村野藤吾師の大傑作は今見てもど迫力。優美な曲線と、あこや貝を貼り付けたエロチックな質感は師の骨頂。似たような感慨は洋の東西、歴史の大海を探しても絶無。後世にももう現れないと思う。

25年ぶりくらいの見学。当時の私は結婚式場設計が主食だった頃。大きさだけはひけをとらないバンケットルームを幾つも担当させてもらってたが、迫力も品格も大きくひけをとってた。「可動間仕切ないからこんなのできるんだよな。」とは若気の至りとは言え天を恐れぬ恥ずかしい言い訳。

ところで、新高輪プリンスホテル、って名前、いつグランドプリンスになったのかな?経営母体変わったのかな?幕張をアパに払い下げたり、まだ青年期なのではの赤プリを壊しちゃったり・・・東京プリンスが1年かけて大改装にかかる、って話も聞くけど、これもどっかに売っちゃった?プリンス、激動してるのだな。
by cegero116 | 2016-04-04 20:37 | たてもの | Comments(0)