ル・コルビュジエ展

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上野西洋美術館で開催中の「ル・コルビュジエ展」を鑑賞する。「絵画から建築へ、ピュリズムの時代」がサブタイトル。ピュリズム、だよ、ポピュリズムじゃないよ。コルビュジェだよ、トランプじゃないよ…蛇足。

北斎展とか江戸の奇想展とか、気になる展覧会が数ある中、コルビュジェ展を選んだのは、私が最も敬愛する至高の建築家だから…と言うより、西洋美術館が一番近かったから。都美術館、駅から遠いんだもん。いえ、最も敬愛する、のも嘘ではありません。そもそもこの西洋美術館そのものが大好き。

さて、コルビュジェさんの絵画だが、全く刺さって来なかった、と言うのが正直なところ。静物を幾何学的に分解して淡いパステルカラーで仕上げる。人はほとんど出てこない。常設展にあったピカソのばらばら人間ほ、何回見ても心動くのだがなぁ。彼にとって人間とは建築を形作るための物差しだったのかも。

その建築は、学生が作った模型の展示…しかなかった印象。撮影可とのことだったが、そんなもの写すくらいなら、美術館写した方がずっといいな…と↓。
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ただひとつ、サヴォア邸コーナーだけはエスキス、写真が充実していて興味をそそられる…結局、何十年も前に実物を訪れた記憶と感動が刷り込まれたままになってるだけ。いいです、そう言う年齢です。
by cegero116 | 2019-03-17 10:32 | Art | Comments(0)