法典の湯

金曜の夜。今ひとつ忙しくない、と言うか目先に締め切りが無い、と言うか切羽詰って断崖絶壁ではない、ので、こんな時こそ取材・勉強をしなくてはと、久々の大入りヒットだと聞く「楽天地温泉法典の湯」へと泉入。

法典の湯_e0001663_15201514.jpg数年前と異なり、どんなに素晴らしい立地、施設でオープンしても、いきなり3,000超えという事は無くなったと聞く。天然温泉は当たり前、広い露天風呂も本格和風の設えも当たり前、商圏がそこそこあるところに数件のライバル店も当たり前、で、消費者も先を争ってイモ洗いに駆けつけることはなくなったのだろな。某メジャーチェーン、集客平均5%DOWNも時代の流れか・・・で、こちら法典の湯。ご多分に漏れず近隣5kmに数軒のライバルがひしめく激戦地。にもかかわらず、オープン間もなくの正月3が日に4,000人を達成したとは、いかなる施設なのか以前より楽しみにしていた。やっと来れたぞ!

法典の湯_e0001663_15203056.jpg 感想:「普通やんか!?」
船橋法典駅より徒歩。立体駐車場の雄々しい出迎えにいやな予感がよぎる。が、道中案内の行灯・案内板がそんなことないよと宥めてくれる。エントランスに近寄るにつれ盛り下がる期待感。丁寧なガードマンにご挨拶を受け入館。・・・あれっ!?どうしたのっ?これは今を去ること8年前(位)、の極楽湯大成店ロビーの写しではないか。いや、あんなに品は無い。いくらJR東日本が地主だからと言ってそんなに敬意を表さなくても、楽天地さん。ロビー家具も自販機レイアウトも近過去レトロ。・・・いやいや、4,000人の秘密はここではないのだ。きっと。と、急いで大浴場へ。

まずはわくわく露天風呂。(この画像は公式サイトからいただきました。↓)
法典の湯_e0001663_16235320.jpg普通だぁぁ。細かいところは突っ込みどころ満載だが、大きくは逸脱してない。これなら十分いけるんじゃないか?・・・いや、そうじゃない。秘密を探りにきたのだった。普通でどうするねん。・・・泉質は33,000前後の塩化ナトリウム泉。千葉みんな一緒、海水でんな。源泉掛け流し浴槽だけはしっかり濁っていてお客様満足。うって変わって壷、寝、アトラクションの塩素臭は強烈にしてプールの如し。おっとゴーグルを忘れて来ちまった!
階上の露天にしては広い面積を確保してる。相当な混雑時にも対応可能・・・お金かかったろな。
内湯:普通だ。洗い場・洗面・浴槽のDetailも8年前にフラッシュバック。別に問題があって進化したものばかりでは無いので、これでいけない理由は無い。壁に備長炭。うむみんな思いついてるよ、悪くない。でも目地は黒でしょ。←細かいことです。高濃度炭酸泉にバイブラ入れてる極意は聞いてみたいひとつ。吐水口とあいまって炭酸トビまくり、肌に泡々付かないぞ。温泉に加えて炭酸泉。お金かかってるのにな。

脱衣室ベランダ喫煙所、エアコンの裏。なんでや?せっかく自然光入れられるのに。従業員専用出入口はあちこちよく目立つように配置されている。働く人には優しいつくり。さすがJR千葉。
食事処、十割そばのディスプレイ、流行りです。喫煙席の横を通らないと食事も調味料も取りに行けないのは何故~?・・・壁面装飾で一番めだつ、パッケージ型消火栓を背中に生ビールセットでイッパイ。燦々とした蛍光灯の灯りが早く帰れとやさしく諭してくれる。
総括:集客の秘密は施設にあらず、立地にあらず、サービスにあらず。じゃ何?
・・・私に見る目無いんだなや。何ヶ月かで絶対「湯楽船橋」が逆転する・・・と思うのだが。
by cegero116 | 2006-04-28 23:40 | お風呂屋さん | Comments(0)