ポートレート・イン・ジャズ

JAZZネタになったのでついでに。
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村上春樹と和田誠という贅沢な組合せで、本当に好きなものを好きなように書いた本。単行本の2冊が文庫で一冊にまとめられ、1人のアーティストに3頁の文章と一枚の絵、一枚の写真。まるで辞書のように使えてまことにお買い得。ってんでだいぶ前に購入し、もう何度も読んだのに座右の書の如く今も鞄に入っている。内容はとても通り一遍の辞書などではなく、春樹節朗々、非常に個人的な思い入れが語られている。

モダンよりやや以前のスウィング、ファンキーに相当愛着があり、モダン至上・コルトレーン神様世代の私には目からウロコ。・・・というか、その頃のアーティストに対して不勉強なだけ。家庭にじっくり音楽を聴く環境が無く、この20何年進歩していないが、今改めて聞くと全てが新鮮・処女の感動があるのでは?と期待を込めて時々ページを繰っている。

京都で日がな沈没していた、あの暗くて煙いJAZZ喫茶。どこへ行ったんだろうな。
我が青春の日々もどこへ・・・?
by cegero116 | 2006-07-29 18:02 | Music | Comments(0)