フィガロの結婚

フィガロの結婚_e0001663_22361758.jpg2ヶ月に一度、恒例松戸演劇鑑賞会。本日は、何をトチ狂ったかオペラ「フィガロの結婚」・・・ワタクシオペラほとんど処女。(20年くらい前に行った記憶はあるんだが、全部寝ていた。故に認定処女。)

ま、行って見るモンです。貴重な体験いたしました。

劇団こんにゃく座、ってくらいだから、真面目なのじゃなくて、多分オチャラケのパロディだ、っていう、家人の無責任な予想・・・に反し、しっかりしたオペラ。結構、一生懸命に観ていたのだが、筋が混乱。後でネットで調べると、みな、そう思ってる。オペラに筋など関係ない!・・・これは家人の意見。

私は、クラシック音楽に関しては、軽い身体障害を抱えている。どんな名曲がどれほどの名人で奏でられようとも、必ず10分以内に寝てしまう障害。・・・演奏者のせいでは無い、あえて言えば悪いのはモーツァルト^^。

この公演は、多分評判芳しく無かったんだろう。休憩時間のロビーでも、悪口しか聞こえなかった。私としては・・・初めてだと、他との比較の良し悪しはわからんよ。・・・男女の出会いも一緒??・・・それなりに満足して会場をあとにしたんだけど・・・いけなかったみたい。
感想はこちら↓



フィガロの結婚_e0001663_22364046.jpgまずもって、偉そうなカルチャー№1のオペラ。コイズミが感動するくらい偉そうだが、劇の内容と言えば、夜這い噺にバレ噺。シモネタ満載、「ウンコウンコ」と朗々と歌い上げる。上流階級を皮肉ったからこうなったのだろうが、人間、つまるところそれなんかよ~、と、歌舞伎観た時と似たような感想。

皮肉とは無縁だが、源氏物語だってエロしか頭に無い男女のお話。近松だって西鶴だって、アリストファネスだってボッカチオだって・・・人類は同じこと繰り返してきたのだねぇ・・・嘆息。

朗々と・・・と書いたが、何歌ってるのかは、もひとつ不鮮明。声量が小さいのかな?世界の一流は違うのかな?触れていないから解らん。ヒロインたるスザンナ役が特に声が小さいような気がした。ズサンナ配役?(←つまらん。)

しかし、この松戸演劇鑑賞会のおかげで、ずいぶん知らないArtに触れさせていただいてる。有難や。しかし、これの主催団体、いったい何者だろうと毎回訝む。視点の定まらぬ野球帽のおっさんが、なんかぶつぶつ言いながら近づいてきて、嫌だな酔っ払いは・・・と思ってたら、場内整理の係員だったし、お揃いの総天然色のスカーフをかぶった新宿2丁目のママたち・・・ではなく、「本日の当番」さんたちだった。

仕事ぱつんぱつんの中で、スタッフ置き去り抜け出しカルチャー。代償はまた日曜出勤なのだ。
by cegero116 | 2007-06-02 22:37 | 芝居見物 | Comments(1)
Commented by 茉莉花♪0223 at 2007-06-07 00:09 x
10分で寝てしまうのは
クラシック音楽が体に心地良いからで
良いことなんですよ^^
音楽家冥利に尽きます♪

そうそうオペラって敷居が高く思われがちなのですが
要はエロっぽい簡単なストーリー^^;

「愛してる~♪」なんてことを
延々と20分も歌っているってどうなの?・・・とツッコミたくなります(笑)。

でも歌い手さんは真面目に歌っていますからね^^;