思い出さらさら

あれから10日が過ぎ、なんとなく旧友T君との思い出でも書いてみようか、という気になった。

出会って35年、決して密な付き合いをしてきたとは言えない。生活の地が東西に別れたこともあって、ここ十数年は一年に一度会うかどうか、何年かは年賀状すら交わさぬ空白の期間もあった薄い間柄。亡くなってみて、初めて旧友旧友と語るのも幅ったく、ホントに親しく交遊した方に申し訳なく思う。

何年ぶりかに会っても、開口一番昨夜の野球の話を始めるような奴。実はずっとそこに居たような気のする奴。死んだような気がしない、のは、そんなところから来てるのかな?思い出は、ぼろぼろならず、さらさらなり。

大学入学したその夏、彼を含めて4人で旅に出た。まだ少年の香りが残る18歳、流行のヒッチハイクや自転車旅行では面白くない、山陰道を京都まで徒歩で踏破しよやないかと、夜行列車で萩へと向かったのだ。

事前に奈良まで練習したところ、「一日40kmくらい行けるで♪」と、全工程を40kmで割って立てた工程。宿泊は全部駅、なんとかなるで・・・と。炎天下のアスファルト徒歩旅行。40km/日なんてまるで行かぬまま一週間もたずに挫折。今思うと、Tとの旅は、いつもこのパターン。挫折率100%のパートナーだったよな。
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初日に萩のタクシー屋さんに泊めてもらったのを皮切りに、宿泊費ゼロを貫く。当時の国鉄、駅のベンチで寝る若者にもとても親切で、始発前に「そろそろ起きろよー」と声を掛けてくれた。旅の最後、鳥取砂丘に野宿、朝起きて入場料取られたのが唯一の宿泊費だったのが、なぜか悔しかった記憶。たぶん¥200くらい。
by cegero116 | 2007-12-05 23:14 | Remember | Comments(0)