背比べ

いけないと知りつつ、日経アーキテクチュア新春特別号をスキャン。「世界ののっぽビル高さ比べ」の挿絵。・・・富士山は大げさだろ!
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日本国内が右頁、東京スカイツリーの610mが描かれているが、これはビルではないな。左頁がほぼ500m超のビル。現存では左から五番目のTAIPEI101が508mで世界一だそうな。が、まもなく左から2番目のプルジュドバイに抜かれる。800m超だが、完成まで高さ非公表・・・知られたら困る?・・・意味わからん。

WTC跡地のフリーダムタワーを除いて全てアラブか中国。やはりドバイでのナキールタワーとやら(左端)は1,000m超、同時にサウジアラビアの王子が1,000m級ビル建設を発表したと記事にある。何が何でも世界一の高さを誇りたいとは、バベルの昔より地域のならわしなのだな。白髪三千丈のお国も心は同じ?・・・いっぱい土地あるのにね。

この挿絵の中に、シーグラムビルやWTC、国連ビルなど並べたら違和感あるだろうな。逆にクライスラービルやエンパイヤステートビルのフォルムはこいつらを凌駕するだろうし。それぞれモダニズムやアールデコなどのデザイン思想から産まれ出た形態。富による虚栄としての摩天楼は、今現在どんな思想によって括られてるのだろう。

石油掘った金で、どバクチ打っとるだけのくせに・・・なんて言わないよ。
by cegero116 | 2009-01-12 22:59 | たてもの | Comments(0)