カテゴリ:芝居見物( 74 )

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某月某日(…こればっか^^…だって半年近くも前にチケットとってたんだもん)トンボ返りで帰京し、日比谷シアタークリエで上演中の大竹しのぶ「ピアフ」を観賞する。もう4度目の公演とか、大竹さんのライフワークだね。休憩をはさんで2時間半の長丁場、が、エディット・ピアフの人生を余すことなく描いていてスピーディなこと…ちょっと端折ってるように見えるくらい。それ一つでも一つのお芝居になりそうなエピソードがいっぱいあるピアフの人生ならでは、ですな。

前半のエンド、マルセル・セルダンとの恋と、飛行機事故による突然の別れ。出発の際の「早い飛行機で帰ってきてね」の言葉を喰い続けるピアフ…言うまでもなくここがクライマックス。映画「愛の讃歌」 のこのシーンが余りにも素晴らしかった記憶、今回ちょっとあっさり描き過ぎな気もしたな。

後半の酒と薬と自暴自棄のしのぶさんは圧巻。後ろから3列目のハンディでお顔はよく見えなかったが、ピアフが憑依したかのような絶品の歌唱と鬼気迫る絶叫は座席にしっかり届いてきた。

終演後は同行いただいたhさんとみゆき仲間に合流、ピアフを真似てウィスキーをあおってみました。

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台風24号が非常に強い勢力を保ちながら接近、列島を真っ二つに縦断しようとする日曜日午後6時、みゆき友の息吹肇氏脚本・演出のお芝居「スキゾフレニック・ツーリズム」を観賞するため池袋へ。今年、いやになるくらいやって来る。JRも慣れたもの、計画運休とやらで20時から全線運休のアナウンス。

少し早めて開演、も終演が19:30になるとのことで、エンディングを待たず涙を飲んで30分前に早退する…はじめさん、申し訳ありませんでした。結果的に、20:00ぴったりに自宅の駅到着…危なかった。で、最後まで観なかったくせに…の感想をネタバレで。

ネタバレ
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日曜日。新宿紀伊国屋ホールにて井上ひさし脚本「マンザナ、わが町」の舞台を観賞する。いつもながらチケットとってくださったM師匠のお誘い。

ネタバレ
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日曜日。ずいぶん前にM師匠にチケット取って頂いてた永井愛作品「ザ・空気ver.2」観賞に池袋東京芸術劇場へ出向く。師匠のおかげで、国立劇場とか芸術劇場とか、グレードが上がっておるぞ、我が芝居見物。前回「夢の裂け目」と異なり、たった今の世情を描いたもの…当然左向き。

ネタバレ
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京都から舞い戻り、新宿初台の新国立劇場へ。今夜は井上ひさしの東京裁判三部作の第一巻「夢の裂け目」。M師匠、いつもながら有難うございます。小劇場とは言えさすが新国立、プロセニアムには彫刻が施され、天井桟敷みたいな席もあってヨーロッパで観劇してる気分。
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ネタバレ
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M師匠のお供、下北沢スズナリ劇場で観賞した中島淳彦作品「妄想先生」…感動の薄れないうちに書くべきなのに、観てからずいぶん日が経ってしまった。師匠イチオシだけあって、なんとも素晴らしい演劇体験をさせていただいたのに…。

女子高生から老婆まで、世代をまんべんなくまたいだ女優だけのお芝居。主役は結婚しないまま五十路を迎えた国語の教師。卒業式の式辞原稿を作りながら過去を遡り妄想に耽る。自らが女子高生だった頃の仲間たちとの思い出、今はもう亡き恩師とのエピソード…妄想と現実のやりきれない教育現場がクロスオーバー。

ボケてしまって学校内を徘徊する母親、暴力事件で免職となる同僚教師の切れっぷり。学校の体面を守るために生徒を傷付け教師をスポイルしてゆく教頭。非行(?)を働く生徒とこれを付け狙うレズビアンらしき体育教師…どのキャラクターも一癖二癖ある設定、これを見事に一つづつ回収してゆく。時折挟まれるミュージカルっぽいシーンは心の中で大拍手…役者が鍛えられてる!

ちょっと間が空いて思い出せないことも多いのだが、やっぱりお芝居は五目釣りではなく、先達の導きで見るべきなのかなぁ、と。素人が☆つけるのも失礼なのだが、☆☆☆☆☆の舞台でした。
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三連休の中日。観劇の師匠Mさんに手配していただき、渋谷シアターコクーンにて井上ひさし原作、蜷川幸雄演出、劇団こまつ座の舞台「ムサシ」を観賞する。松戸演劇観賞会と比べ、演目も役者もシートもえらい違い…前から5番目、役者が下りてくる花道みたいな特等席はさすが業界枠(^^)…かな?



ネタバレ
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日曜日、みゆき仲間の息吹肇氏脚本・演出になるお芝居「エーテル・コード」を観賞する。お供頂いたのは観劇のプロ…つうか現役の業界人M女史。小屋は中野の小劇場MOMO、「初めて行くと絶対迷うので案内してあげる」…と、最初からめちゃ頼りになります、Mさん。ワタクシ、観劇の素人につき、相変わらず勝手な感想書きます…千穐楽終わってるのでネタバレしていいことにします。

肇氏のお芝居、これで3回目。最初から観てるわけではないが、この3回でずいぶんテイストが変わってきてる。ゴーストものではあるが、いわば反戦劇だった「Fairly Melody」→ゴーストがスピリチュアルな方向に舵を切ったと見せて実は謎解き推理劇だった「Echo Chamber」→今回、前回の続編なのかなと思ったキャラ設定とお話の流れ…階段ひとつ登ったかな?降りたかな?の印象であった。

母親が経営する売れないアクセサリーの店を手伝っている主人公のミズキ…友人の勧めで霊能者の元へ出向き、アクセサリーにパワーを注入する方法を伝授してもらう。実はその霊能者は主人公と「ツインソウル」…パワーを共有する双子のような存在だった…サブストーリー(?)の登場人物JK3人娘も登場し、それぞれの恋愛を成就させるためにパワーのこもったストーンを主人公の店で購入する…それぞれに黒い思惑あり…パワーストーンの力で人気爆発したお店は石を大量に注文することになるのだが、ここにヒールの霊能者が現れ、負のエネルギーを石に注入する、実はツインソウルではなくトリプルソウル…いろんな事情があったと思うが、登場しない人物が自殺して彼岸から此岸へ語りかける。

途中の展開を端折って申し訳ないが、どこかでもつれた糸がほぐれ、謎が解かれるのでは?「エーテル」の名を冠してるのはまがい物を暗示しているのでは…との三文推理小説組の予想を裏切り、結末はかめはめ波対決でどーん…そういう事象があることが前提の脚本だったのね。リーマン幾何学みたいなものか幸福の科学みたいなものか。途中に不義の子と子捨てと虐待体験が入ってくるのは前作の余韻を残してのこと?

前作、前々作に比べ、説明過多は少し解消してる…かな。観客をもっと信用しよう、とはMさんの感想。幕の切れ目のギャグは滑ってるぞ、はワタクシの感想。三谷さんのスラップスティックと似て非なるものではあるが、お話がてんこ盛り…近所コウ立たず、ではないがエピソードと登場人物は半分くらいに絞ってもいいかな。前回は特別公演…夜会工場みたいなもので、今回が夜会の本公演…詰め込んだようですね。

JK3人は恋する思いが軽すぎて存在感希薄。ヒール役のトリプルソウルさんは劇中での存在意義がよくわからなかったが、一番キャラが立っておられた…次回期待。お店のお母さんは…プロの脇役さん、かな。上手でした。前回も霊能力者として登場していた小池都知事風不倫の母、スタイリストさんのいたずらか正味なのか、爆乳がとても印象的でした。いやなに、隣で一緒に観ていたMセンセも負けてませんって。

お門違いな感想とは思います…なんでも言っていいって書いてあったから蒙御免。いつもより短期間でこの濃いお芝居を創られた肇センセと役者の皆様には感動いたしました。お疲れ様でした。#エーテルコード

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初の能楽堂…つか、能の観賞も初めて…だったかな?思い出せないので行ってないのだろう。家人が新聞広告で¥3,200-、安いっ!とチケット購入したもの…松戸市民会館の演劇観賞会でも一回4,000円。建物見られるだけでもいいな…でも寝るんじゃないかなぁ、寝るに違いないなぁ、と心配しつつ午後6時に入場。冷たいお弁当(別途料金)が付いてた。

インテリアはカチカチの書院…国立だもんな、能楽堂だもんな。確かにここに入るだけでも入場料の価値はある。演目は狂言「因幡堂」から…神様の前で「妻はならずもので大酒飲みなので離縁した、新しい女を授けてくれ」と願をかける男。そこへ衣を被った女登場。早速ご利益があったとナンパする男。差し出される酒を次から次へ飲み干す女…衣を剥いだら女は妻だった。いや口惜しい~…と解りやすい20分のショートショート。で、すぐに20分の休憩。さすがにこんな古典のことを書いて「ネタバレ」と怒られることはないよね。

本編は「景清」。源平合戦の折り、平家に加担して日向に流された景清を訪ねて、遊女に産ませた娘と従者が鎌倉から旅をする…辿り着いた先で粗末な藁葺の小屋に住む盲目の乞食に出会い、父の消息を尋ねるも「知らない」と。解ります、その乞食こそ父景清です。この辺りで隣から静かな寝息→いびきに変わる頃突っ突いて起こす。

真実を知ってよよと泣き崩れる娘。引き返して父娘感度の対面…何か思い出話をとの娘の頼み。母との思い出でも語るかと思いきや、身振り手振りを交えての源平屋島合戦の様子を語る景清。「相手の首根っこ捕まえたら、振り払って逃げおって、強い手だなぁいや、お主の首が強いんじゃ、がはは」と…は、と気がつくと娘「帰ります」と。誇った過去の栄華と落ちぶれ果てた現在の対比にもののあはれがあるらしい。

楽隊、コーラス隊の皆様は多分人間国宝とかの偉い人達。本物に触れることは大事なことです。何百年もこの文化を守り育ててきたことは我が国の誇りですな←なんかとってつけ感あり。
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撮影禁止の能舞台、こんなアングルで見てました…思い出に、はねた後こっそり撮ってみました…だめだったらごめんなさい。

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松戸演劇観賞会10月公演、トム・プロジェクト「萩咲く頃」、二ヶ月に一度のお楽しみ。音無美紀子さん、大和田獏さん出演とはちょっと張り込みましたな、観賞会さん。


ネタバレ